中国輸入の関税を詳しく知りたい!かからない方法はあるの?

どうも、MIHOSUKEです。今回は関税についての話をしていきます。

メルマガ読者A子さん

中国輸入で関税について詳しく知りたい。
関税がかからない方法はあるの?関税を支払う方法は?

というお問い合わせがありましたのでお答えしていきたいと思います。

実際に私は中国からいろいろな運送会社を使っていろんな配送ルートで、商品を仕入れています。
アマゾンのFBA倉庫に直送したり、一旦自宅に届くようにしたり、
船便を使ったり・・・などなど。

こんな感じで一気に仕入れて一気に納品 ということもしています。

 

この記事を読めば、関税に関しての知識を勉強することができ、実際に仕入れる際、関税を考えて仕入れることができるようになります。
もちろん関税がかからないようにするにはどうしたらいいのかもわかります。では早速本題に入っていきます。

中国輸入での関税について

そもそも関税とは

関税とは、広義には国境または国内の特定の地域を通過する物品に対して課される税。狭義には国境関税のみを指す。国内関税が多くの国で廃止されている現代社会では、国内産業の保護を目的として又は財政上の理由から輸入貨物に対して課される国境関税をいうことが多く、間接消費税に分類される。

ということです。
難しい言葉でわかりにくいですが、要は国と国をまたぐ商品がある場合、税金として関税がかかるということです。

インボイスとは?

インボイスとは、貨物の輸出者が輸入者に対して発行する代金請求書のことです。 コマーシャルインボイス(商業送り状)などとも呼ばれています。 … 税関へ輸出や輸入の申告をする場合は、このインボイスを証拠書類として添付して審査を受けることになります。

ということです。
中国から物を仕入れる際は、このインボイスに何が何個入っていていくらです・・・
という書類が段ボール箱の上部に同封されています。
それを見ながら関税が加算される仕組みです。

関税のパーセントはどこで調べるべきか

関税は商品によって、パーセントが異なります。
なので、仕入れたい商品があったら関税はどれぐらいかかるのか、調べてから仕入れるということをするといいです。
関税がかかりすぎた・・ということで赤字になっては仕入れた意味がありませんからね!

関税を調べる際はこちらのサイトをご覧ください。

参考
関税関税

関税がなるべくかからないよう考慮して仕入れを計画する

関税を考慮する際の仕入れには、3種類のパターンを想定すると良いです。
仕入れる量によって変わってきます。

①仕入れ料金を1万円以下に抑える:関税がかからない
②仕入れ料金と国際送料を20万円以下に抑える:簡易関税率
③仕入れ料金と国際送料が20万円以上:実行関税率が適応

この3つのパターンがあります。

①仕入れ料金プラス国際送料を1万円以下に抑える:関税がかからない

これは、仕入れ料金が1万円以下だと、関税がかからない と言われています。消費税もかかりません。
ただしこれは、個人使用の目的というのがルールです。転売目的では輸入してはいけません。

②仕入れ料金プラス国際送料を20万円以下に抑える:簡易関税率が適応

関税には2種類あって、簡易関税というものと実行関税というものが存在します。
20万円以下の場合は、簡易関税というものが適応になります。

簡易関税とは

海外から商品を輸入する場合、個人使用の品物または贈り物であっても、原則としてその商品に対して関税が課されることとなりますが、一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されます。

ということです。

少額輸入貨物に対する簡易税率表 (関税定率法第3条の3関係)
品目〔具体的な品目例〕関税率
1酒類
(1) ワイン
(2) 焼酎等の蒸留酒
(3) 清酒、りんご酒 等
70円/リットル
20円/リットル
30円/リットル
2トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品 等20%
3コーヒー、茶(紅茶を除く)、なめした毛皮(ドロップスキンを除く) 等15%
4衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く) 等10%
5プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具、玩具 等3%
6ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品無税
7その他のもの5%

となっています。私たちの場合は4~7が適応だと思います。なので20万円以下の場合は、約10%は見積もっておくと安心ですね。

※ただし20万円以下だったとしても、これに適応されない商品もあります。

一般税率が適用されるもの(例)
米などの穀物とその調製品
ミルク、クリームなどとその調整品
ハムや牛肉缶詰などの食肉調製品
たばこ、精製塩
旅行用具、ハンドバッグなどの革製品
ニット製衣類
履物
身辺用模造細貨類(卑金属製のものを除く)

なので あれ?20万円以下で靴を仕入れたのに関税が高いな と思ったら、この適応外を思い出してください。
私も靴は仕入れて 高いなーと思ったことがあります(笑)履物に該当するからだ・・・

③仕入れ料金と国際送料が20万円以上:実行関税率が適応

次に仕入れ料金と国際送料が20万円以上の場合です。
この場合は、実行関税率というものが適応されます。
実行関税率というのをここで紹介すると、ちょっとリストが膨大になりますので
こちらのリンクからご確認ください。

参考
関税関税

結論:関税がかからないように仕入れするには、1万円以下に抑える

これが質問に対する答えになるのですが、
商業利用だとダメですし、一万円は絶対超えるでしょう・・・というのが私的な感想です。

また、一万円以下の場合、消費税もかからないです。

簡易・実行の関税が適応される場合 
別途他にもとられる手数料や税金があります。(関税以外にもとられるの!!?)
という感じですが、ご了承くださいませ~!

さらに理解を深める!簡易関税や実行関税以外にかかる税金や手数料とは・・・

それは日本での消費税です。
2019年10月からは10%になりますね。
次に、輸出手数料は箱ごとにとられます。1箱4元です。
そして関税手数料も箱ごとで、200円となっています。なので1箱あたり輸出手数料と合わせると280円です。

消費税10%
1箱あたり280円が加算されます。

①関税②消費税10%③箱ごとの280円

この3点を忘れないようにしましょう!

関税がなるべくかからないようにするには、どこの運送会社を利用すべきか

運送会社によっても関税にたいするチェック体制が異なっており、
それを活用して関税が安くなるパターンがあります。

結論から言うと EMS(日本郵便)を利用すると関税がかからなかったり安くなるパターンがあります。
これは通関手続きが違うからです。
日本郵便は元々国が運営していましたよね。なので税関 でチェックされるのですが、
なぜか量が多いのでスルーされることが・・・(笑)忙しいからなのかな・・・
このスルーを狙ってEMSにすると関税がかからない場合がある という感じです。

その他民間企業の運送会社を利用すると、関税手続きそのものを業者が代行します。
なので箱の中身を空けてチェックするので必ず関税がかかります。
その他民間企業 とは具体的にはヤマトや佐川 OCS DHLとかですね!

 

ワンポイントメモ

中国の代行会社は運送料金だけをみて、OCSが安いからOCSにしときますぜ!
というノリがあるのですが、
「いや、EMSで」 とちょっとまった を入れることもすると良いです。

ただし、アマゾンに直送する場合はEMSでは不可なので、その辺はしっかり覚えておいてください。

関税を支払う方法は?


関税を支払う方法はいろいろあります。
なんか経験上いろんなパターンがありすぎてあまり深く考えてもいなかったのですが・・・
一般的に自宅に商品が届く場合は
ピンポーンと自宅に持ってきてくれると思うのですが、その際に、支払う用紙を持ってらっしゃいますので、現金で支払います。
EMSやOCSやDHLの場合もこのパターンが多いです。

FBAに直送する際は、納品してもらった業者からメールまたは電話または封筒が届き何かしらの形でその業者に支払います。
FBA直送を代行会社を通じて利用する際は一度代行会社へご確認くださいね!

関税をかけたくないからと言って、インボイスをごまかすのはダメ


インボイスとは、中身の料金やその商品が何であるかが記載されているものなのですが、
基本的に中国輸入をする際は、中国にある代行会社 もしくは中国の工場・中国人を雇った場合はその中国人がインボイスを作成します。
代行会社やしっかりした中国の工場の場合は特に心配する必要はないのですが、
インボイスをごまかして関税を安く済ませようとする人がいるようです。

私はスカイプで無料コンサルをしていますが、中国人パートナーがいてインボイスをちょろまかしてます!と平気で話してくる人がいました(笑)
え・・・とドン引きしてしまいました。

ばれなきゃいいと思っているのかもしれませんが、大変危険な犯罪行為ですので、絶対にしてはいけません。

関税のことはもう理解できた!じゃあ実際仕入れてみたい!

実際に仕入れる際は、中国のサイトから仕入れますが、1688やタオバオ等は中国にある会社なので、自分で仕入れることはできません。
こうしたサイトの業者から仕入れる際は基本的に代行会社を経由して仕入れることになります。
ただし、アリエクスプレスというサイトでしたら、自分で仕入れることも可能になってきます。
ですが、代行会社を経由したほうが安い場合もあるので、仕入れる量・値段などを総合的に判断して

アリエクスプレスを利用するか、1688やタオバオを代行会社経由で仕入れるのかの判断をしていきます。

代行会社についての記事はこちら
【2023年最新】納品代行も!中国輸入代行会社を選ぼう!

仕入れに利用する中国サイト ブックマークをおすすめします


参考
16881688.com


参考
taobaotaobao

 


参考
アリエクスプレスアリエクスプレス

お疲れ様でした!

関税の知識が学べたと思います。
基本的に最初は20万円以下の仕入れになると思います。
物量が増え、OEMやODMの実践となるとそれ以上の金額の仕入れになってくると思います。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

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